夜の顔が花開く時 ”YOASOBI”

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アーティスト紹介
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お久しぶりです。です。

YOASOBIというユニットが最近流行っているようですね。

僕自身、最近忙しくてなかなか新しい音楽に触れる時間が無く、お恥ずかしい話ですが先日朝の情報番組で取り上げられているのを見てその存在を知りました。

今回は、活字も音楽も好きな僕が彼らについて賛否含め色々と綴っていきたいと思います。

 

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YOASOBIというユニットについて

コンポーザーのAyase(@Ayase_0404 )、ボーカルのikura(@ikutalilas )からなる、「小説を音楽にするユニット」 。2019年11月に公開された第一弾楽曲「夜に駆ける」は公開1か月でYouTube 100万回再生を突破、2020年4月には1,000万回再生、8月には6,000万回再生を達成。Billboard Japan Hot 100やオリコン週間合算シングルランキングで1位を獲得し、ストリーミング再生回数は7月に1億回を突破。第二弾楽曲「あの夢をなぞって」は原作小説がコミカライズ、第三弾楽曲「ハルジオン」は飲料や映像作品とのコラボレーションを果たし、7月20日に第四弾楽曲「たぶん」をリリース。原作小説の書籍化も発表し、さらに展開の幅を広げている。

写真左からikura, Ayase (敬称略)

YOASOBIオフィシャルサイトより

また、YOASOBIという名前の由来としては、2人とも個々でも活動しているため、個人の活動ではない、もう一つの顔として2人集まったユニットを夜の顔に見立ててYOASOBIとなったそうです。

 

彼らをほんの少し紐解いて考察してみる

YOASOBIとは、上記のように「小説を音楽にする」という今までにない割と画期的な事を行っているユニットですが、彼らのどんなところが魅力となって人々を引き付けているのか。超個人的な目線にて綴っていきたいと思います。

・特徴的な言葉選び

小説には、筆者の方それぞれの言葉の選び方や語感、言い回しの癖があります。それを上手く使って歌詞に落とし込んでいるなぁ、と聴いていて思いました。

例えば、「夜に駆ける」という曲では序盤に出てくる「さよなら」という言葉が印象的ですし、「たぶん」という曲ではサビで“きっと”という言葉が繰り返し使われていることで不確定な不安定さが感じられます。

夜に駆ける/YOASOBI

 

たぶん/YOASOBI

また、ネタバレにならない程度の内容の引用によって駆り立てられるストーリーの想像。どんな登場人物がどのような世界線を生きているのかという興味が沸くことで「その小説を読んでみたい」という気持ちが少なからず膨らみます。

・物語に合わせた楽曲

楽曲を作っているAyaseさんはTwitterにて

とツイートされています。

どれもそれぞれの文章の空気感や雰囲気を感じ取れるような楽曲であり、妙に耳に残るキャッチーさも兼ね備えており、ふとした時に脳内で流れてしまうような。

そんな(Ayaseさんの言葉を借りると)芸術の融合された楽曲たちだからこそ、たくさんの人の耳に存在感を残すことで流行りを作っているのだろうと思います。また、彼らは顔出しをほとんどしていません。顔出しをしない事で、小説の世界観を損なわない、ということもあるのかもしれません。

・読み切りの短編小説

YOASOBIの楽曲になっている原作の小説たちは、主にネットに投稿されている短編小説です。YouTubeの楽曲の概要欄に小説へ飛べるリンクが貼ってあります。どれも読み切りの短編小説であるため楽曲を聴きながら読んだりすることが出来ます。また、短編小説だからこその深く言及しない終わり方による読後の余韻を楽しむこともできます。

 

小説を音楽にする、ということ

ここまで賛否でいうと賛の部分を書いてきました。ここからはほんの少しだけ、小説が好きな僕がもやもやしている部分について書きますので、ここは飛ばしてもらって構いません。(彼らを否定しているわけではなく、こんなふうに思う頭の固いやつもいるんだな~程度のライトな気持ちで読んで頂ければと思います。)

このように小説という、いわば筆者この方によるもう一つの世界の欠片音楽に転生させることは、画期的である反面、弊害も含んでいるのではないかと個人的に思っていたりもしています。

文章を読む、ということは筆者の方のイメージをその文章から読み取る、または自分で更にイメージを膨らませて楽しむ、ということが出来ます。そのため漫画とは違って、全て読んだ方の脳内にて構築されるものであるため、読者それぞれのイメージがあり、考察もあります。文章を読むことが好きな方はこの文章の世界に入り込む、ということを楽しむ方が多いと思います。

実際に僕もその中の一人で文章を読んで考察やらを楽しむ人間なので、YOASOBIを知り、「小説を音楽にする」というコンセプトを知った時、正直あまりいい受け取り方をしていませんでした。その小説についての解釈がどんなに客観的に曲を作ったとしても曲を作った人の解釈が混ざってしまうだろうし、その曲からの受け取り方しかできないと思ったからです。

本の世界観を壊さないということは出来るかもしれないけれど、感性は人それぞれで、受け取り方も千差万別です。それを考えると、YOASOBIの曲を聴いた人が、その小説に興味を示して読んだ時、純粋なその人の感性で楽しめない可能性が無きにしも非ずだと思うのです。(もちろん、曲を踏まえて考察するという楽しみ方ももちろんあるけれど)

本や文章がなかなか手に取られない世の中だからこその試みだなぁと思うのです。

文章を読むのは面倒だけど、この曲を聴けばある程度その文章についてわかる、みたいな。ある程度わかれば知っている人同士で共有することが出来ますし、話のネタにもなります。

それでいい人ならそれでもいいかのもしれませんが、小説の筆者の方は自分が生み出した文章を読んで色んな感じ方をして楽しんで欲しいという気持ちは少なからずあるだろうし、なんなら読み返すことでまた違った見方ができる、みたいな楽しみ方が小説を読む上での楽しみ方なのではないかと思ったりしてしまうのです。

「みんなが聴いてるから聴いてみたらいい曲だった」ということが起こることでこの今の一大的なムーブメントが起こっているのではないかと思います。

2020/9/18に『夜に駆ける YOASOBI原作小説集』というものが発売されるようです。内容は「夜に駆ける」「あの夢をなぞって」「たぶん」及び未発表曲の原作小説4作と Ayase × ikura 特別ロングインタビュー「小説が音楽になるまで」を収録されているそうです。一度手に取ってこの音楽に触れてみるのもいいかもしれません。

『夜に駆ける YOASOBI原作小説集』

(写真左から通常版、Amazon限定版、TSUTAYA限定版、HMV限定版)

あの夢をなぞって/YOASOBI

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最後に

ここまで長々と色んなことを書いてきましたが、ここまでの爆発的なムーブメントを起こしているのは画期的な音楽の作り方だけでなく、同調と共感こそが正義みたいな世の中だからこそ、こういった試みが成功しているんだろうなと思います。

散々色々と書きましたが、結果的にこのYOASOBIというアーティストのおかげでスポットライトが当たった小説があり、それらを読んで、聴いて、人々が融合された芸術に魅了されているという事実が今の世の中を活気づけていることは確かです。

こうして色々な試みが繰り返されることでどんどん音楽がたくさんのものと融合し新しい部分が構築され、音楽の未来が明るくなっていくのかもしれませんね。

以上、がお送りしました。

ではでは。

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