歪な涙の形を切り取って。

スポンサーリンク
アルバムレビュー
スポンサーリンク
スポンサーリンク

明けましておめでとうございます!
2019年もよろしくお願いします!(遅い)

今回は、2018年の年末に出した年間ベストアルバム・ベストソングの記事で僕が紹介したHump Backの涙のゆくえを紹介したいと思います。

ちなみに、その記事はこちらです⇩

【集大成】年間ベストアルバム・ベストソング【2018】
torchwrite5名のライター全員が参加した初の記事。2018年のベストアルバム・ベストソングを語りつくす。

 

Hump Backについて

知っている方も多いと思いますが、Hump Backは2009年に高校の軽音楽部より結成された大阪出身の3ピースガールズバンドで、メンバーは林萌々子(Vo./Gt.)、ぴか(Ba./Cho.)、美咲(Dr./Cho.)の3人です。詳しくはオフィシャルサイトにて。

Hump Back OFFICIAL WEB SITE
WELL BUCKET RECORDS所属 Hump Back OFFICIAL WEB SITE Hump Back (ハンプバック) 2009年に高校の軽音楽部より結成された大阪出身の3ピースロックバンド。

 

実は、僕自身あまりガールズバンドを聴きません。
理由は恋愛の歌をあまり好まないからです、、。
彼女たちの曲には語彙力と表現力があり、絶妙な言葉使いによって、恋愛の曲だったとしても彼女たちの曲なら、こんな僕でも拒否反応を出すことなく聴けるのです。

 

林萌々子(Vo./Gt.)さんの声がどこか少年ぽさも兼ね備えているところに、柔らかいコーラスが重なり聴きやすい声質だと思います。
キャッチーなメロディーと決める所はきっちり決め、聴かせるところは音数を減らして聴かせる。スリーピースの良さを感じられます。

 

このバンドの曲を「エモい」なんて簡単な言葉で紹介するのはもったいないと思うので、色々書いていきたいと思います!

「涙のゆくえ」について

涙のゆくえは前作である「拝啓、少年よ」から約6ヶ月ぶりの2018年12月5日に発売された4曲入りの2ndシングル(全国流通以外を含むと6枚目シングル)です。
今回はタイトルにもある「涙」をコンセプトにそれぞれ生きる故に流れる4つの「涙」の形について書かれているそうです。

 

 

では、「涙のゆくえ」について一曲ずつ紹介していきたいと思います!

1,生きて行く

“あぁ 僕ら生きて行く”

この曲の中で何度も出てくる言葉です。
歌い方なのか、後ろで鳴っているギターのせいなのか、なんだか切ない気持ちになります。
(これは個人的な感じ方ですが)だんだんと曲が進むにつれて、同じ言葉なのに最初のフレーズより前を向いているような歌い方に感じます。
歌って不思議ですね。

 

サビで

”ただ歳をとることが ひどくつまらなく見えました”

と歌っていた部分が

”退屈な毎日が やけに美しく見えました”

と変わります。

日々を斜めに見ている主人公がだんだん大切なものに気づいていくような物語を読み進めているような感覚になります。
いやー、言葉の使い方が上手いですね。

2,クジラ

この曲は、映画「真っ赤な星」の主題歌として起用されました。
詳しくは、こちら。

http://www.makkanahoshi.com/

 

この曲の歌詞を読んでいたら、窪美澄さんの晴天の迷いクジラという僕の好きな本に出てくる登場人物たちの後ろ向きでも少しずつ進んでいく姿が重なりました。(良かったら手に取ってみてくださいね)

 

 

ついてない事ばかり、別にいいけど。なんて、サビ前で不貞腐れたように感じているけれど、

 

”もういっそ いっそのこと
この空駆け抜けて
そう いつか いつか光になるのさ”

 

サビではやはりどこか、少しは人生に期待している自分もいるという心の動きが絶妙に歌詞と音楽によって表されています。

 

ついてなかった日の帰り道に聴きたくなります。

3,のらりくらり

この曲に、タイトルでもある「涙のゆくえ」という言葉が出てきます。
個人的に一番好きだったりします。

なんとなく憂鬱で前を向けない夜の、頭の中に浮かんだ言葉をそのまま歌にしてくれているような。
そんなにポジティブではない曲ですが、嫌になっちゃうような夜に聴きたくなります。

 

”伸びた爪を切るくらいで生きてゆこう”

この歌詞くらい、楽観的に物事を捉えて少しくらい気楽に生きていきたいですね。

 

4,悲しみのそばに

 

”「きっかけ次第で変われる」って

変われない奴は大体言うんだ”

 

最初聴いたとき、まるで自分の事を言われているようでグサッと刺さりました。

誰しもが抱える不安定さ。それと向き合う難しさ。

 

最後のサビでは

”悲しみよいつか

また会う日までそばにいて

その時がきたら僕はきっと

泣いてしまうだろうけど”

と、歌われています。

 

沢山の出会いに色々と期待したいけれど、また悲しみや別れが訪れる。

その時の悲しみを少しでも軽くするために、大切なもの・人との別れの悲しみは、次の別れまでそばにいてほしい。

でも結局、出会いは訪れ、僕らはそれに期待してしまう。

 

ふとした瞬間に大切な人を思い出して悲しくなった時、優しく寄り添ってくれる曲です。

MVはこちらです。

 

 

最後に

Hump Backの曲は全体的に自分と重なる歌詞が多く、もやもやした気持ちを代わりに歌にして具現化してくれるので、きっとあなたの気持ちにも寄り添ってくれると思います。

気になった方は是非聴いてみてください。

 

ちなみに、2月から「髪はしばらく切らないツアー」が始まります。
ライブもかっこいいので、是非行ってみてください!


以上、蒼がお送りしました。
ではでは。

コメント